もう一つの万博 - ネーション・ステートの彼方へ -
渡辺 真也 スパイキー・アート・キュレーター

日本における展示期間:
 
セイラ・カメリッチの京都での滞在製作 2005年5月20日より6月16日まで
北九州の3箇所でのセイラとミリツァのミニ展示:6月18日土曜日より7月1日金曜日まで
セイラの滞在製作による新作発表:ギャラリー SOAP
日本でのプラットフォームの様子:成長型アートスペースlevel1
セイラとミリツァの旧作2人展:北九州市立旧百三十銀行ギャラリー

メイン展示:
ニューヨーク・チェルシーにある非営利ギャラリーWhite Boxにて
日本時間の2005年8月15(月):60回目の終戦記念日 -9月10日(土)
オープニング・レセプション 8月15日 6-8PM
クロージング・レセプション 9月8日 6-8PM
プレスリリース

オープニング・パフォーマンス(8月15日午後7:30より)
勝間陵賀紙芝居 「パパがくれた招待状」

クロージング・イベント(9月8,9,10日の3日間)
セイラ・カメリッチの作品「"Sejla-san / セイラ 夢 / Sejla Dream"」へのサイン・パフォーマンス

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こんな万博があったら、どんなに素敵だろう?

もう一つの万博は、20世紀型の万博ではありません。それは、暴力を否定して、共存を謳っています。
内部と外部もありません。日本も外国もありません。敵も味方もありません。一つの開かれた系なのです。

21世紀型の万博を謳った今回の愛知万博は、結局の所20世紀型の万博に終始してしまった様に思われます。
そこには残念ながら、20世紀が抱えた環境破壊、開発主義、植民地主義、戦争など多くの問題が内包されています。
しかし、そこから、もう一歩、足を踏み進めた時に、何が開かれてくるのでしょうか?

20世紀は、国と国、その軋轢から生まれてくる戦争の世紀だったと思われます。
そうだとすると、21世紀の私たちの時代は、その戦争から脱却した共存の世紀になって行くのが理想ではないでしょうか?

さあ、私たちの想像力を働かせて、21世紀に向けて「もう一つの万博」を作りましょう!


渡辺真也 (スパイキーアート・キュレーター)

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万博と国民国家 「もう一つの万博 - ネーション・ステートの彼方へ」のために
(建築雑誌 「10+1」に投稿したものに加筆・訂正したものです)

参加アーティスト

マリーナ・アブラモビッチ(ベオグラード)
赤瀬川原平(東京)
セイラ・カメリッチ(サラエボ)
勝間陵駕(高知)
イネス・パイス(リスボン)
柴田ジュン(横浜)
ネボイサ・セリッチ・ショーバ(サラエボ)
照屋勇賢(沖縄)

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